2013年6月29日土曜日

自閉症児の偏食の解決への糸口

息子は離乳食のときから野菜をよく食べます。
人参、じゃがいも、玉ねぎなどは毎日食べています。
でも、近頃料理によって食べたり、食べなかったりするようになってきました。
口の中に入れてから吐き出すこともあれば、野菜を確認してから食べるときもあります。
それが同じメニューだったとしても。
どうして息子は食べたり、食べなかったりするのか?
私は彼がまだ"言葉"を獲得していないことが大きいと考えています。

例えば『人参』
私たちは肉じゃがに入っている人参も、カレーに入っている人参も、お味噌汁に入っている人参も同じ『人参』であることはわかります。
切り方が角切りでも、細切りでも人参は『人参』です。
しかし、『人参』という言葉を知らない息子は、見るか、食べるかでしか人参だと分かる方法はありません。

息子は食事に出た赤いものは同じものであると分かっている様子があります。
切り方や大きさが異なっていたとしても。
でも口の中に入れたあと、吐き出したり、食べたりすることがあるので、息子は食感で食べ物を確認しているのだと思われます。
細切りやいちょう切りの人参は出すことが多いですが、四角く切った人参、すりおろした人参は食べます。
もし息子が『人参』という言葉を知っていて、どのような食感でも人参であることが一緒であると分かれば違った食感でも食べるはずです。

"言葉"というのは言い換えれば"概念"で捉えるということです。
『人参』は"にんじん"という音でしかありません。
私たちは"にんじん"という音を聞いて、人参の共通点(ex.野菜、赤い、味)からイメージをして捉えています。
これが"概念"で捉えるということです。
もし"概念"で捉えることができない場合は、実際に見たり、触れたりすることで一回一回捉えていかなければなりません。

"概念"で物事を捉えることが苦手なのは、自閉症の人たちに共通している特性です。
自閉症の人たちは概念で物事を捉えることが苦手なので、1つ1つ具体的に捉えるということがあります。

自閉症の子どもで偏食のある子がいます。
 メニュー、盛り付け方によってまったく手をつけない子がいます。
料理に入っている具材を除けながら食べる子がいます。
匂いを嗅いで食べたり、食べなかったりする子がいます。
口の中に入れてから食べたり、吐き出したりする子がいます。
年齢の低いお子さんがいる親御さんは、このような子どもの様子に悩まれていることも多いと思います。
しかし、自閉症の捉え方の特性がわかれば、偏食の解決方法が見えてきます!

食事に手をつけない子どもは、食べるか、食べないかを『視覚』で判断している可能性が高いです。
匂いを嗅ぐ子は、『嗅覚』で判断している可能性が高いです。
口の中に入れる子は、『味覚』か、『触覚』で判断している可能性が高いです。

子どもがどの感覚で食べるか、食べないかを判断しているのか?
そして食べるものと食べないものに共通している点(ex.『視覚』ならどのような形か、色か、大きさか)を見ていくことが解決の糸口につながっていきます。

*ただし初めて見たり、嗅いだり、食べたりした場合に、経験がないものに対し不安を感じたため、食べないという可能性も考えられます。

過去の記事『偏食への対応』もよろしければご覧ください♪

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