2013年7月15日月曜日

自閉症の人たちにとって大変な大学生活

大学に入る能力があったとしても、学生生活に適応することが難しい。
このような自閉症の人たちは多くいます。

大学の講義は変化が多くあります。
講義によって教室を移動しなければなりません。
教室に移動したあとも、座る席は決まっていません。
教室の数も多い分、環境の違いがあります。
教授の人数も多く、それぞれ教え方やレポートの提出の仕方の違いがあります。
その変化の多い講義も半年で終了し、また新たな講義が始まります。
このように自閉症の人たちの苦手な変化が、大学生活の中には多くあります。

また自分で計画を立てて行動しなければならないことも、自閉症の人たちが大学生活に適応することを妨げます。
大学の講義は自分で何を受講するか決めなければなりません。
講義ごとにレポート提出があり、それぞれまとまりがなく提出期限が伝えられます。
卒業論文は何をテーマにするかからすべて自分で決めて研究を進めていかなければなりません。
そして一人暮らしを始めた学生は、プライベートの生活全般に関わることも計画を立てて行動していく必要があります。

小学校から高校までの学校教育では、自分が決めることよりも学校側の決めたカリキュラムに沿って行動すれば良い環境だったと言えます。
また知識の習得に重点が置かれており、社会性のスキルの部分はおきざりにされていると言えます。
せっかく大学に入るだけの高い学力を持っている自閉症の人たちが、大学生活に適応できずにいる状況はもったいないことだと思います。
先を見通して高校を卒業するまでの間に、独りで生活できる力を身につけることや社会性のスキルについて学習しておくことが大切です。
また大学側も自閉症の人たちが学生生活に適応できるように、レポートの提出期限や試験時間の延長、代筆、カリキュラム作成の手助け、講義や研究に打ち込める環境の調整など柔軟な対応が必要だと言えます。

私は極端な意見かもしれませんが、大学4年間、自分の興味関心がある分野について研究するだけで良いのではないかと考えています。
それこそ大学4年間、卒業論文の研究のみ。
自閉症の人たちが持っている狭い興味関心は、専門的な研究に生かされる素晴らしい特性だと思います。
一般教養や基礎的、総合的な講義のために大学生活自体に負荷がかかるなら、それらの単位を取らなくても良いといった柔軟な考え方が必要ではないでしょうか?
これから大学に入る自閉症の人たちは、どんどん増えていきます。

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