2013年9月3日火曜日

自閉症と恋愛、結婚

私は、自閉症の人たちもどんどん恋愛すれば良いし、希望する人は結婚したら良い、と思っています。
人を好きになる気持ちは自然な感情だと思いますし、その人と一緒に人生を歩みたいと思うことも自然な流れだと思います。
しかし、日本特有の文化なのかもしれません。
あまり恋愛や結婚について積極的に教えようとはしませんし、その話題に触れることも憚られる、といった雰囲気があります。
私も恋愛や結婚について、「本人が希望しているなら、自閉症の人たちもどんどんすれば良い」なんて発言すると、相手は驚いた反応をすることがよくあります。

私は何もすべての自閉症の人たちが恋愛や結婚をすれば良い、と言っているのではありません。
本人たちが持つ自然な感情を周りが抑えるのではなく、応援できるような環境を作りたい、と私は考えています。

自閉症の人たちの恋愛や結婚に対し、積極的ではない意見を持つ人の気持ちもわかります。
確かに恋愛や結婚をしたからと言って、それを継続することは難しく、結婚に関して言えば、お互いに責任が出てきますし、生活を送っていくには様々な手続き、契約、管理等、いろいろと行わなければならないことがあります。
また、一方的に気持ちを向けてしまうことや性に関するトラブルなど、心配なことも出てきます。
しかし、私はどちらの点も支援によって乗り越えられるのではないか、と考えています。

結婚生活をすべて2人だけの力で成り立たせることは難しいかもしれません。
だったら、手助けが必要な部分はサービスを受ければ良い、と思います。
「結婚=完全な自立」といったイメージがあり、他人が結婚生活を手助けすることは、「そもそも結婚自体が無理だった」という考えも出てくるかもしれません。
しかし、「サービスを受ければ、2人の望む生活ができる」という考え方もできるのではないでしょうか。

一方的な恋愛感情や性のトラブルは、自閉症の特性の部分や誤学習、未学習が関係している、と思います。
一方的な恋愛感情の根本は、自閉症の特性でもある社会性の違いの部分です。
相手の気持ちを読み取ることが苦手だったり、コミュニケーションがうまくとれなかったり。
また、性のトラブルはテレビやインターネットなどの情報を、それが例え歪んだ知識や情報であったとしても、「これが正しいんだ」と誤学習してしまったり、まったくの無知であったために引き起こされることも考えられます。
しかし、本来は教えられたルールや方法をきちんと守ることが得意な自閉症の人たちです。
正しい知識や方法を支援者が教えることにより、トラブルは減り、望ましい関係を築くことができるようになるのではないでしょうか。

知的障害を持っていない自閉症の人たちが注目を浴びるようになったのは、ここ10年くらいなものです。
じゃあ、それ以前の知的障害を持っていない自閉症の人たちはみんな恋愛も、結婚もしていなかったか、と言えばどうでしょうか。
恋愛や結婚を選択するのは、本人自身だと思います。
その選択肢を本人の手から遠ざけることを目指すのではなく、選んだときのために正しい知識と方法を教えることを目指すべきではないでしょうか。
自閉症の部分に支援が必要なだけであって、人間の部分は定型発達の人とは変わりません。

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