2013年10月15日火曜日

スケジュールのルーティン化はどの部分?

自閉症の人たちがルーティンで学んだり、活動をしたりすることが得意なことは、よく知られています。
ですから、その得意なルーティンをスケジュールについても活用することが望ましい、と思います。

しかし、気をつけないといけないことがあります。
それは『何をルーティンにするか』ということ。
スケジュールを行うことをルーティン化するのではなく、スケジュールを"確認する"ことをルーティン化します。

時々、スケジュールの順番をルーティン化してしまい、日課の流れに固執してしまっている人を見かけます。
また、スケジュールの場所に行き、スケジュールを処理し、目的の場所に移動するという一連の動作をルーティン化してしまっている人も見かけます。
この場合、自閉症の人たちが得意なルーティン化があまり望ましくない部分に活用されてしまっている、と言えます。

昨日も書きましたように、スケジュールは「やるもの」ではなく、「確認するもの」です。
自閉症の人たちにスケジュールを確認するというルーティンを築いてもらえるようにするには、日課の中に"変化"があることが大切です。
"変化"があることで、スケジュールに注目し、自然と確認する動作が導かれ、反復されます。
反対に言うと、スケジュールがいつもと同じで変わらないのなら、スケジュールに注目しなくなりますし、別の部分でルーティン化してしまう余地が出てきます。
自閉症の人たちは、ルーティン化を好みますので、支援者は先回りし、望ましいルーティン化を導いていけることが大切です。
これはスケジュール以外に関しても同じことが言えます。

スケジュールを確認することをルーティン化することにより、変化があっても、また場所が変わっても、自閉症の人たちが落ち着いて活動が行えることにつながっていく、と私は考えています。

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