精神科受診で「自閉症では?」という視点

こんなことがあって良いのだろうか?
必要のない精神科の薬を飲んで、副作用に苦しむ・・・。
その副作用を改善するために、また異なる薬を処方される。
結果として日々の生活を送るのに支障が出てしまう。

私は、精神科を受診しに来た人に対して、まずは自閉症を疑う必要があるのではないか、と考えている。

自閉症の人に見られる行動が、統合失調症の人の行動に似ているという。
また周囲の人から理解されないことにより、自閉症の人は心身ともに疲れ果て、うつ病を発症してしまうことがある。
どちらも「自閉症かもしれない」という視点があれば、より適切な治療と教育につながっていけるのではないだろうか?

88人に1人の割合で、自閉症スペクトラムの人たちがいると言われている。
統合失調症は120人に1人の割合だと言われている。
単純な比較はできないが、統合失調症を疑うなら、同じくらい自閉症を疑っても良いと思う。
これ以上、診断結果によって苦しむ自閉症の人たちが増えないために。

コメント

このブログの人気の投稿

【No.1358】体軸が育つ前の子と、育った後の子

【No.1364】『療育整体』を読んで

【No.1370】それを対症療法にするか、根本療法にするかは、受け手側の問題