心のエネルギーを溜める

昨日は「親や教員は不登校の子どもにどのように対処したらよいか」というテーマの学習会に参加してきました。

「フカフカの布団を用意してあげる」
「美味しいご飯を食べさせてあげる」
このような家族だからこそできることをまずはやりましょう、というお話がありました。
心にエネルギーを溜めることの大切さを強調されていました。

この心にエネルギーを溜めることは、親御さんにとっても大切なことです。
同じアドバイスや言葉でも、親御さん自身に余裕がなく、心のエネルギーが溜まっていない状態ですと、受け入れることができなかったり、否定的に意味をとってしまうことがあります。
このような状態では、子どもに対しても前向きに向き合うことができなくなってしまいます。
ですから、親御さんのマイナスな感情を吐き出してもらい、また心のエネルギーを溜めてもらうことも大切です。

親御さんの中には、一生懸命になり過ぎてしまいポキッと折れてしまう方や、自分の時間を持つことをためらう方もいます。
支援者の代わりはいますが、親御さんの代わりはいません。
特別なことはいらないと思います。
親御さんだからこそできることをやってもらい、子どもの心のエネルギーを溜めてもらう。
子どもは心のエネルギーが溜まれば、より多くのことに挑戦できることになるでしょう。
また、親御さん自身も頑張りすぎずに、自分の心のエネルギーを溜めることができれば、子どもに対しても前向きな関わりができると思います。

「心のエネルギー」というキーワードで展開された学習会。
不登校に対する捉え方が以前よりも明確になったような気がしましたし、私の行っている仕事にも多くのヒントが頂けたと感じました。
またお話を聞いてみたい、と思えるような有意義な時間でした。

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