2014年2月5日水曜日

原因は「自閉症だから」!?

自閉症がすべての原因であるようなことを言う人がいます。
自閉症だから
「問題行動が起きても仕方がない」
「友達とトラブルが絶えない」
「通常学級ではやっていけない」
など。

極端な例だと、犯罪と自閉症を結びつけるようなこともあります。
確かに、犯罪を起こす人の中には、自閉症の人もいると思います。
でも、犯罪を起こす人の多くは、定型発達の人たちです。
何故なら本来、自閉症の人たちは、決まりやルールをきちんと守る人たちです。
また、人を騙したり、嘘をついたりすることは、相手の視点を想像し、それに合わせて様々な行動を選択しないといけないので、自閉症の人たちには難しいことだと言えます。
ですから、自閉症の人が犯罪を起こしたとしても、そこに至るまでには別の要因が複雑に絡み合っている場合がほとんどだと思います。

そして、できない理由を「自閉症だから」と結びつけてしまう人もいます。
我慢ができないこと、座って勉強ができないこと、規則正しい生活ができないことなど。
どんな本や講演会でも、自閉症の特性に「我慢ができない」などが挙げられることはありません。
つまりできない理由は、自閉症だからではなく、環境の要因が大きくかかわってきます。
例えば、本人に分かる形で学ぶ機会が与えられていないこと、誤学習をしてしまったことなどです。

この前も残念なことに、支援者の中に「自閉症だから」と発言する人がいました。
そんなとき、私はただ否定するのではなく、「その行動の背景には、どんな自閉症の特性が関わっていますか?」と尋ねるようにしています。
キャリアや役職に影響されることなく、「おかしいな」と思ったら常に自閉症の特性に立ち返って物事を考えることが大切です。

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