2014年7月4日金曜日

誰が白いキャンパスに絵を描くの?

教育は、しばしば「子ども達の白いキャンパスに絵を描くこと」という例えがなされる。
じゃあ、その白いキャンパスに誰が絵を描くのか?
それは子ども自身。

時々、子どもの手から筆を取り、絵を描き始める支援者がいる。
これは大きな間違い。
時々、子どもと一緒に筆を握り、絵を描き始める支援者がいる。
これも間違い。
子どもが描く絵は、子ども自身の人生。
それを他人が手を出してはいけない。

「自閉症の子ども達は、自分で上手な絵が描けないのだから、手を貸すことは当たり前だろう」という支援者もいるかもしれない。
でも、よく考えて欲しい。
みんなが同じきれいな絵を描く必要はない。

いびつな形の絵だっていい。
奇抜な色を使ってもいい。
想いもよらない組み合わせだっていい。
それが完成したとき、その子どもの味となり、主体的な人生の歩みとなる。

本当の支援者とは、絵を描く子どもの側で、その姿を温かく見守る人のこと。
ときに、絵の素晴らしいところを述べ、困ったことがあれば、解決までの選択肢を提供する。
決して指示したり、書き直しを命じる者ではない。

私が考える素晴らしい支援者とは、子どもが集中して絵が描けるような環境を整え、絵が好きになり、自分らしい絵がのびのびと描けるように導くことのできる人のことだと思う。

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