2014年10月15日水曜日

褒められると戸惑ってしまう

困ったことや失敗したときの表情やしぐさはできる。
でも、褒められたり、ポジティブな感想を言われたりすると、無表情になったり、戸惑った表情をする、といった自閉症の人に多く出会います。

不安や緊張は本能に近い感情ですので、学習しなくても自然とそのような表情ができるのだと思います。
でも、褒められることなど相手から称賛されることは社会性を持つ動物間にのみ見られるので、どのような表情や行動をとったら良いか、学習していく必要があるのだと思います。
ですから、相手から称賛されるときの適切な反応の仕方を学んでいない人は、どう反応したら良いか分からず、無表情になったり、戸惑ったりするのだと思います。

このような未学習という要素以外に、こんなことを言う自閉症の人もいます。
「今まで褒められたことがなかった」と。

人生でまったく褒められたことのない人はいないでしょう。
ただ"褒める"という行為自体、抽象的なので本人に褒められていることが伝わっていないことが多いのだと思います。

また自分自身の立ち位置や状況を自分自身で把握することが難しいため、どうしても他者と比べて自分はどうなのか、と見てしまう。
そうすると、他人と比べてできないところばかり意識してしまい、褒められたことよりも、ネガティブな記憶ばかりが強くなってしまうのかもしれません。

相手から褒められたときのリアクションの仕方を学ぶこと。
褒めるときは具体的にどんなことに対して称賛しているのかを伝えること。
この2点の必要性を感じます。

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