2014年10月8日水曜日

程よい距離感を持った支援者

支援や療育で関わらせてもらっている親御さんたちから「この子が大人になっても一生、力になってくださいね」と言ってもらえることがあります。
『てらっこ塾』は大きな組織や行政の機関ではないので、大久保という個人を信頼してくれていただけていると感じます。
このような言葉は本当に励みになります。

民間で自閉症支援を行わせてもらっている強みとして、長期にわたって同じ支援者が関わることができるという点が挙げられます。
ですから、この地域にいる限り、彼らの生活が豊かになるような実践を行っていきたいと思います。
ただ関わり方自体は、年齢や本人の状態に合わせて変化していかなければならないと思っています。

ときに、支援者は本人の成長の妨げになることもあると考えています。
同じ支援者が長期にわたって支援していると、依存関係になりやすいと感じています。
それは本人ももちろんですが、親御さんも「〇〇さんに任せておけば良い」という気持ちになりやすくなります。
支援者と依存関係になると、敢えて難しいことや苦手なことに挑戦しようという意識が薄くなったり、狭い視点で支援が展開されたりする危険性が出てきます。

長い目で見て、私は敢えて手を貸さないことも、本人の成長にとっては大切だと考えています。
自閉症という障害を持っているかもしれませんが、その人の人生はその人のものです。
良いことや悪いことも含めて本人の人生です。
自分の人生を主体的に歩めるようになるまでは積極的に関わっていきます。
でも、ゆっくりかもしれませんが、本人の足で自分の人生を歩み始めた人に対しては、徐々に距離を離れていき、本人が困ったときに、そっと駆けつけられるような程よい距離感を持った支援者になっていきたいと思っています。
紅葉し始めた大沼からの景色

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