2015年2月19日木曜日

エビデンスも大事だが…

ここ1、2年、「エビデンス(科学的根拠)」という言葉が、強く言われるようになったと感じます。
確かに、インターネットなどでは、「効果がある」と謳われた療法が溢れかえっていて、どれを信じたらよいか、わからなくなってしまいます。
その中には、怪しい療法もたくさんあると感じています。

もちろん、なんの根拠もないようなことを宣伝し、それでお金儲けをしようというのは間違っていると思います。
それ自体は利用者ためにならず、また本人や家族たちを騙すことにつながるからです。
でも、だからといって科学的な根拠がないものは「まったく意味がない(効果がない)」と言っていいのでしょうか?

先日、セッションした利用者の方で、「小さいときから木が好きだった」という方がいました。
特に木の"匂い"が大好きだということだったので、癒しグッツとして部屋に木を置いたり、木のアクセサリーなどを身に付けたりしたら良いのでは、と提案してみました。
それから実際にやってみると、気分が落ちついて勉強にも集中できるようになったと言っていました。
結果として、続けていけば、成長につながるのだと思います。

私は極端なことを言えば、壺を買うのでも、祈祷してもらうのでも、本人が成長し、ポジティブに変わっていけるならやってみればいいと思います。
私の知っている方は、ある宗教を信じることによって変わっていった方もいます。
(専門的な見方をすれば、宗教的な見解を忠実に実行することにより、変わっていった。いわゆる自己流の認知行動療法のような感じだったと思います)
でも、そのとき、大切なのは、前のブログにも書いたように「期日を決めること」と、「それだけに頼り過ぎない」と言うことだと思います。
これさえ押さえていれば、大きなマイナスはないと思います。

自閉症支援の業界で、メジャーな療育方法であったとしても、必ずその人に合うわけでも、成長できるわけでもありません。
「エビデンス(科学的根拠)がある」=「すべての自閉症者を幸せにする」ということではありません。
大事なことは、自分に合った療育、方法を見つけることだと思います。
それには視野を広げ、いろいろな人の体験やアドバイスに耳を傾けたら良いのではないでしょうか?
自分なりのエビデンスを見つけるために!

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