2015年4月3日金曜日

自閉症支援に携わって丸10年

昨日、3年目を迎えたということもあり、多くの方たちからメール等で激励のメッセージを頂戴しています。
これ程、多くの方たちに応援していただいているとは、3年前にはまったく想像できていなかったので、大変うれしく思っています。
想像とは異なる早さを感じていますので、1つのブームになり、それで終わらないようにするためにも、地に足をつけた地道な活動を大切にしていかなければならない、と再認識させていただきました。
小さな活動を応援していただいている皆さま、本当にありがとうございます!

てらっこ塾は3年目を迎えますが、私が自閉症支援の道に入ってから丸10年が過ぎ、11年目に突入しました。
元来、新し物好きで、飽きっぽい性格の私が、自閉症支援に関しては一向にその熱を失うことなく、今まで携わってこられたことを自分自身でも驚いています。

私のキャリアの始まりは、自閉症児施設の支援員でした。
子どもから大人まで幅広い年代の方たちの支援に携わらせていただいたことは、貴重な経験です。
私のベースにあるのは、知的障害を併せ持っている方たちと、強度行動障害を持っている方たちの生活支援で培われたものだと思います。
学生時代から起業を目標にしていましたので、「自閉症の人たちと寝食を共にすること抜きには、真の自閉症支援はできない!」と考え、キャリア最初の選択を入所施設にしました。
その選択は間違っていなかったと思うくらい、今の仕事に通ずるものがあると感じています。

てらっこ塾1年目は、知的障害を持っている自閉症の方たちの利用が多かったのですが、2年目に入ったくらいから知的障害を持っていない自閉症の人たちの利用がぐっと増えました。
3年目に入り、問い合わせがくるのも、やっぱり知的障害を持っていない方たちばかりです。

私は知的障害のない自閉症の人たちに対して高い目標を掲げ過ぎであると、指摘されることがあります。
それはきっと自閉症児施設での経験がベースになっているからだと思います。

多くの入所者の方たちは、重度、最重度の知的障害を持っていましたし、全国から強度行動障害の方も来ていました。
しかし、彼らは文句も言わず、誰のせいにもせず、支援を受け入れ、ゆっくりゆっくりと成長して変わっていきました。
強度行動障害の人たちが、徐々に落ちついていき、嵐が過ぎ去ったあとのような明るい笑顔を見せたときの最初の瞬間を忘れることはありません。
私は、知的障害があろうとなかろうとも、いくつになっても成長すると考えています。

私は知的障害を持っていない自閉症の人たちに対してより高い目標を目指してほしいと思っています。
それはちょっとした変化かもしれませんが、成長を目指し、確実に歩んでいる知的障害を持っている人たちを知っているからです。
彼らよりは、もっと多くの可能性と選択肢を持っているのが、知的障害を持っていない自閉症の人たちだと思っています。

私の理想は、知的障害のない自閉症の人たちが労働で賃金を得て、それで納めた税金で知的障害を持っている自閉症の人たちの福祉サービスを担い、充実させるということです。
同じ自閉症として生まれてきた人たちが、お互い支え合い、それぞれの可能性を活かした充実した人生を送ってもらう仕組み。

知的障害の有無ではなく、「成長したい!」という強い想いを持った自閉症の人たちのお手伝いを今後も続けていきたいと考えています。
私自身も、次の10年間で人としても、支援者としても大きく成長できるよう精進してまいります!

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