2015年4月6日月曜日

妊娠出産前の人にこそ、自閉症について知ってほしい

自閉症のことを若い世代の人たちに知ってもらいたいと私は思っています。
特にこれから妊娠出産をする人たちに。

親御さんのお話で、我が子の自閉症が分かるまで、自分の育て方を責めたり、他の家族から責められたりした経験があると、よくお聞きします。
また自閉症とわかったあとでも、妊娠中にしたことを後悔したり、親族に変わった人がいないかを詮索されたり・・・。
特に、お母さんが悩み、ご自身を責めたり、責められたりすることが多いのが現実だと思います。

こういったお話を聞くたびに、もし妊娠出産を迎える前、自閉症についてちょっとした知識があれば、こんなにもお母さんが辛い想いをする必要はなくなるし、もしかしたら早期に気が付き、適切な支援へとつながっていけるのではないか、と思います。

私も、妻も、自閉症について知識があったので気にはなりませんでしたが、息子の妊娠がわかったあと、婦人科や母子教室などで自閉症についての説明はなかったので、もし我が子が自閉症だったとしても気が付かない夫婦は多いのだと思いました。
ほとんどの夫婦が、これから生まれてくる我が子に対して期待と幸福感を持っている時期ですので、障害について話をすることはためらわれるかもしれませんが、どの家族にも起こりうることですので、この時期に自閉症について知る機会があっても良いと考えています。
反対に、この時期だからこそ、しっかり我が子の障害について真剣に考えられるのも知れないとも思います。

自閉症は100人赤ちゃんが生まれたら1人以上いる計算になっていること。
妊娠中だけではなく、妊娠前の卵子と精子どちらにも環境から受ける影響で自閉症と関係すること(つまり、母親、母体だけのリスクだけではない)。
遺伝の影響も少なくないことなど、基本的なことだけでも知っておけば、出生後のいろいろなネガティブな状況が減るのではないかと思います。
少なくても「子育ての仕方や愛情不足から自閉症になるわけではない」ということを知っているだけでも、お母さんの心の負担を減らせるのではないでしょうか。

こういったことを考えつつ私にできることは、我が子が自閉症とわかったあと、絶望ではなく、希望という1つの光が見えるよう、自閉症という特性を持ちつつも、社会の中で自分の資質を活かし、力強く生きている当事者の人たちを地域に送り出すことだと考えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿