2015年7月8日水曜日

脳の外に出してスペースを空ける

「1つのことが気になったら、それで頭の中がいっぱいになる」と言う話は、よく聞きます。
昨日も、ある出来事が頭の中から出ていかなくて、何をしようにも切り替えて集中できない、という相談を受けました。

自閉症の人たちの脳は、私たちの脳とは異なり、複数の事柄を同時に置いておくのが難しいのかもしれません。
例えるなら、脳に10のスペースがあったとしたら、定型発達の脳は10のスペースに10個の事柄を置いたり、2個ずつ5つのスペースに置いたり、優先順位等によって1、1、3、5というようにバランスを考えて置けるような感じ。
一方、自閉脳の場合は、同じように10置けるくらいのスペースがあったとしても、そこに1つの事柄を置く。
その分、10置けるくらいのスペースを余すことなく使い、より大きく、より鮮明な映像が頭の中に現れるのではないかと思います。

もちろん、どちらの脳が優れているという話ではありません。
それぞれ特長がある。
でも、いつも優先順位の高いもの、生活に直結する重要なものが、全面に出るのではなく、本来なら1番にやらなければならないことがあるときなどにも、全然関係ない事柄が気になり、そちらの方に意識が向かってしまうことがあるそうです。
また、私たちのように意識や労力を分散して、ある意味、適当に行っていることも、鮮明で大きな映像が全面に出てくるので、疲れてしまうそうです。
こういった意味では、私たちのようにテキトーにできない脳ですので、その分、疲労度が高いように感じます。

昨日のセッションでは、忘れようとしても、意識しないようにしても難しいということだったので、だったら、なるべく早くフィニッシュさせてしまう方が良いのではないか、という結論に達しました。
気になることがあったら、それを解決することを目指す。
そして、終わりにして、脳の外に出し、スペースを空ける。
もし、すぐに解決できないのなら、一旦頭の外に出すために道具を使う。
例えば、気になることを紙に書いたり、スマホのメモに記したり。
外付けハードディスクというような感じで。
このように自分の脳に合った方法を導き出し、行動に移すことが、生活の質を上げ、自分の脳を活かすことにつながると思います!

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