2015年7月5日日曜日

頭をFPで使う人

今日、セッションした学生さんから"FP"という言葉を始めて聞きました。
みなさん、"FP"って何のことだか、分かりますか?
"Full Power"の略で、全力ということらしいです(笑)
他にも、"り"が了解の略で、"M"がマジの略。
まあ、どれもそこまで略すほどの長さではないと思うのですがね。
ちなみに、その学生さんは「略すと混乱するから、ちゃんと言ってほしい」と怒っていましたが(笑)

"FP"という言葉を聞いて、「自閉症の人たちは、頭がFP」だと思いました。
つまり、頭をフル回転して物事を考えている。
こういった印象を受けることが多々あります。

私たちが同じ内容を考えたり、行動したりするときよりも、たくさん頭を使っているように感じます。
「それくらいの内容なら、そこまで考えなくてもいいんじゃない」と思うこともあります。
その背景には、真面目さ(手が抜けない)もあるでしょうし、脳内での情報処理の仕方の特性もあるでしょう。

「脳をたくさん使っている」と言うのを別の表現で言うと、身体を使って考える割合が少ないとも言えます。
定型発達の人は、頭で考えると同時に、五感を使って物事を考えます。
そうやって頭(脳)と身体(五感)をバランス良く使い、行動しています。
しかし、自閉症の人は頭(脳)を使う比重が多いように感じます。

発達の凸凹は、身体面の発達にも凸凹を生みます。
そのため、身体から情報を得ることがうまくできないことがあります。
そして、身体の感覚や動作がスムーズに行えないことによって、身体を動かす経験の不足にもつながることもあります。
その結果、身体よりも、頭をたくさん使うのかもしれません。

頭のみを使うと、情報が的確に読み取れなかったり、情報が欠けていたり、気分によって事象の意味合いが揺らいでしまいます。
また、第一に頭ばかり使うと大変疲れてしまいます。
ですから、脳の負担を軽減するためにも、五感も使い複合的に情報を得るためにも、身体面での凸凹の発達を促すためにも、身体を使った経験を増やす支援を行っています。
時に頭のFPも大事ですが、身体のFPも大事ですね。

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