2015年8月27日木曜日

"今"に続くストーリーを描けているか

現在、表れている言動だけを見て支援しているうちは、まだまだ二流でしょうね。
目の前にいる人の言動は、"今"という一瞬を切り取っただけにすぎません。
その一瞬が独立している存在するわけではないです。
つまり、今、見えている姿、言動は、過去とつながっている。
だから、"今"だけを見て支援するのは、その人をしっかり理解してからの支援とは言えません。
対処はできるかもしれませんが、その人の根本に響かせるような支援はできないでしょう。

突然、問題行動が出てきたように感じることもあります。
でも、その問題行動には必ずストーリーがあります。
「こんな辛いことがあった」というエピソードも、
「あんな勘違いをして理解してしまった」というエピソードも、
「多くの人が当たり前のように気が付くことに気づけなかった」というエピソードも、いろいろなエピソードが現在へと続くストーリーです。
だから、問題行動がパッと突然現れることはないのです。

私は、目の前の人を片方の目で見ながら、もう片方の目で過去を見るように心掛けています。
決して"今"だけを見て判断したり、支援を始めたりしないようにしています。
それでないと、見誤ってしまうからです。
行動は、反応しているだけかもしれません。
言葉は、別の意味を含んでいるかもしれません。

この一瞬の言動が、その人の過去とつながっているのかを確かめる必要があります。
過去と続いていることがわかったとき、見立てが正しいことが確認でき、支援へと展開することができます。
過去は現在につながっています。
そして現在は未来へとつながっていきます。
過去からのストーリーが見えたあと、現在から未来のストーリーが見えてきます。
その見えてきた未来のストーリーをより面白いものにするために、今、できることはより良い脚本を書くことです。

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