紹介はしても、お勧めはしません

今日で9月もちょうど半分。
9月に入ってから動きが多くなっています。
利用してくれていた人が卒業したかと思えば、新しい人がどどっと入ってきたり。
契約更新、業務提携、学習会、会議というように、利用してくれる人、支援に携わる側の人との交流が活発になっています。

これまでは、利用してくれている方たちから宣伝してもらうことがメインでしたが、近頃は宣伝をお願いされることが増えました。
気が付いたら、てらっこ塾も3年目。
私よりも後にできた機関が増えてきたので、そちらの方から見学やアドバイスを求められ、訪問することもあります。
でも、私が宣伝しても効果があるかな(笑)

函館を中心としたこの地域は、道内の中でも保守的な地域と言えるでしょう。
しかも、戦前から障害者支援を行ってきた老舗もあり、そこを中心として地域が形作られてきたという歴史もあります。
なかなか新規が入りづらい地域性と環境があるので、私も新しくできた事業者には頑張ってもらいたいと思っています。

しかし、相談や助言すること、新しくできた機関を地域の人に紹介することはできても、お勧めすることはできません。
何故なら、実力が分からないものを大事な私の利用者さんに紹介して、満足が得られる支援ではなかったら、私自身の信用にも傷がつくからです。
第一、ヒットを打ったところを見たことがない人を「良いバッターだ」と言うことは私にはできません。
いくら「私はやる気もあって、ヒットが打てます」と言われても。

同じように時折、「働かせてください」なんて言われることもありますが、"信用"の部分を考えると、断るしかありません。
てらっこ塾は、本来なら即潰れてもおかしくない企業です。
しかし、一人ひとりの依頼に対して満足してもらえるように、また期待値以上のサービスを提供することで、今があります。
どんな球が来ても、ヒットを打ち、それを続けることでプレーすることができています。
つまり、てらっこ塾がこの地域で潰されず、存続できている理由は信用です。
大きな母体、バックアップの人物がいないてらっこ塾は、ヒットが打てなくなれば、即信用がなくなり、消えてなくなります。
今までいただいてきた信用を壊すわけにもいかず、また信用を大きくしていくためにも、自分自身がまだまだ修行の最中です。
ですから、(もともと給料も払えませんし(笑))人様を雇う気持ちはありません。
まあ、学びたい人がいれば、それには応じていますが。

新規の事業者の方や若者とお話をすると、起業したての頃や施設で働いていた頃の自分を思い出します。
あのときの自分は、こう見えていたんだなと(笑)
年齢を重ねて、1つ言える確かなことは、やる気と経歴と肩書は、クソも役に立たないということ。
今時、持っている情報量だったら、専門家も、素人も、大差はありません。
違いが生まれるとしたら、"結果"が出せるかどうか。

結果が出なければ、公的機関も、有名なお医者さんも、批判される時代です。
「〇〇という機関で定期的に支援が受けられているんです♪」
「〇〇という有名な先生にみてもらってるんです💛」
というような名前や肩書で満足させられる時代は、とっくに終わりました。
結果で見られる時代になれば、てらっこ塾も勝機が出てきました。
信用という後ろ盾を得ながら、果敢に勝負していきたいと思っています。

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