2015年9月25日金曜日

夏休みの課題

昨日から始まった大学の後期。
今日から私も、大学での支援再開です。
約2か月ぶりに会ったのにも関わらず、顔を合わすと同時にプロ野球の話題に。
確かにセリーグは大混戦で面白いけどね(笑)
話したいことがたくさんあった模様。

後期が始まって早々、夏休み前にみっちり1か月間行ったトレーニングの成果がみられた。
他の学生とのコミュニケーションが円滑に行われていたし、グループワークもちゃんと参加し、協働して課題を完成させることができていた。
また、なかなか言えなかった"困ったときのヘルプ"もできるようになっていて、事前になんて言うかをノートに書いてから、そのメモを見ながら伝えていた。
曖昧な課題を自分がわかるように、どう具体的に変換するか。
ノンバーバルコミュニケーションの理解の仕方など、トレーニングで一緒に作り上げた方法を実践の場で活用することができていた。
やっぱり大学に入れるくらいの実力がある学生さんだから、障害ゆえの"できない"ではなくて、未学習だけだったのだろう。
この調子で苦手意識を成功体験で上書き保存してほしい。

こういった様子を見ると、自閉症の学生さんに対する合理的配慮は、過敏性などの感覚面での配慮を除いては、未学習、誤学習を修正し、トレーニングしていく方が実態に合っていると思う。
テストの時間を伸ばしたり、並んでいる順番を変えたりするのではなくて、どうしたら時間内に完了できるか、並んでいる間の時間をどのようにして埋めるのかを一緒に考え、トレーニングしていく方が良いだろう。
そっちの方が、社会で働き、自立できる可能性を広げる支援である。

夏休み前、「夏休みだからこそできる学びをしよう」と課題を出した。
「自分はコミュニケーションが苦手で、同級生と接するのも苦手だから」と言って、本を読むことと、地域のボランティア活動に参加することを自らの課題とした。
その通りに実行してくれたようで、今まで論理的な本しか読まなかったが、小説や自己啓発本などを読み、実家のある地元の地域の人たちと清掃活動などに従事したとのこと。
そういった大学外の経験も、若者の心身を鍛え、自信を養ってくれるのだと思う。
色白だった学生さんが、少し日に焼け、夏休み前よりも凛々しい顔立ちになっていた。
自ら心身を整えられ、成長していける段階まで行けるようになったのなら、私の役割は終わりが近いのかもしれない。
その日を楽しみに、後期も大学へ行こうと思っています。

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