2016年1月25日月曜日

先週、話題になった2つのニュース

先週は、こぼした麦茶を無理やり拭かせて児童を怪我をさせてしまったニュースと、「将来、結婚もできない」などと発言した産婦人科医のニュースが話題になっていましたね。
そのニュースを受け、ネット上などではいろいろな意見が述べられていました。
いかなる理由があろうとも、怪我をさせてはいけないし、将来を決め付けるような発言はよろしくないですよね。

でも、私は「学校の仕組みがー」とか、「教師の質がー」とか、「人権がー」とか、いつものようなお決まりの意見を冷めた目で見ていたんですね。
だって、特別支援の世界では、学校でも、福祉施設でも、医療でも、程度の差はあるにせよ珍しいことじゃないでしょ。
「特別支援始まって以来、初めての出来事です」なんてことはない。
パニックを起こした人を体で止めることや、誤った行動をしたとき、強制的に自分で後始末させることって、やったことも、見たこともないですか?
「付き合うなんて無理」「結婚するわけじゃないし」なんて、堂々と言ってるじゃん、支援者たち。

怪我をさせること、言い方の問題は置いといて、同じようなことはギョーカイの中に存在してますよね〜。
産婦人科医がダメで、発達障害専門の医者は良いのかな?
今回は、怪我をし、公になったからダメで、怪我をしないで、公にならなかったら良いのかな?
このニュースになった二人に対して否定的な意見を言う前に、自分の胸に手を当てるべきではないか、ギョーカイ人。
公になった者を叩いている暇があるのなら、自分たちの中にやるべきことがあるのでは??

この教師の力量を問う意見も多くありましたが、そんなに大差ないと思ったのが正直なところ。
怪我をさせるという下手くそさはあるけど、じゃあ、別の教師だったら、万事うまくいき、指導もバッチリ、この子の課題もクリアされるかっていったら、そんなことないでしょ。
教師だって、支援員だって、医師だって、一部を除く専門家だって。
意見している人の実践を見てみたいものです。
この教師だけ経験も、力量もなく、異質な存在みたいにしちゃって、「自分とは違います!」っていうのは、おかしいと思いますね。

重い知的障害を持ち、身の回りのことを自力で行うことができない、自分の意思をはっきり示すことができない人を前にし、「この人は将来、結婚は難しいだろう」と感じるのは、自然な感情だと思いますね。
ただ他人の未来を決める権限は、本人以外、誰も持っていないので、口に出さないし、聞いた人を傷つけるような発言は控えるのがマナーです。
思うのは自由ですが、口に出した時点でアウトです。
だから、この産婦人科医はアウト。
でも、その何百倍、何千倍、何万倍も、ギョーカイの中にアウトがありますね。

障害を持った人の未来や可能性を決め付けたり、否定したりって、支援者だから見えることでも、言えることでもないと思いますよ。
例え相談業務だったとしても、適正な範囲は超えてますね。
目を向けるべきは、ネットのニュースではなく、己の周りじゃないですかね。
やれること、やるべきことは、書き込みではなく、自分の手と足を動かすことですね。

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